サプリメントの上手な摂り方

カルシウムサプリメント

  • 可能であれば、カルシウムを豊富に含む食材を取り入れることで食事からカルシウムの必要量を満たすことが最も理想的です。 年齢によって異なるカルシウムの推奨摂取量について調べてみましょう。 .

  • 食事で十分なカルシウムが摂れない場合や骨粗鬆症の診断を受けている場合は、サプリメントによるカルシウム補給が勧められることがあります。ビタミンDはカルシウムの体内吸収を助けるので、カルシウムとビタミンDの両方を含むタイプのサプリメントの摂取を勧められることもあります。

  • カルシウムのサプリメントには、主に炭酸カルシウムとクエン酸カルシウムの2種類があります。炭酸カルシウムは体内での吸収率を上げるために食事と一緒に摂取するようにしましょう。クエン酸カルシウムは吸収率が高いので食事の有無に関わらず摂取することができます。吸収率を高めるために、一度に大量のカルシウムを摂取するのではなく、1回あたり500 - 600 mg 程度に留めるようにしましょう。便秘を防ぐためにも十分の水と一緒に摂る事が大切です。

ビタミンDサプリメント

  • 日光浴や食事から十分にビタミンDを補給出来ていない場合は、サプリメントによって補うことが必要になる場合があります。 ビタミンD推奨量について .

  • 適正量内であればビタミンDの補給は一般的に安全とされています。米国医学アカデミー (National Academy of Medicine) は、1日平均400 - 800 IU (10 - 20 μg) のビタミンD摂取を勧めています。安全な上限量は1日あたり4,000 IUとされています。医師の指示がない限りは上限量以上のビタミンD摂取は控えましょう。

  • 注:高齢者の多くでは血中ビタミンD濃度が低下しています。これは高齢者は外出の機会が減ることで日光浴による体内ビタミンD合成量が減少してしまう事や、日光を浴びていても若い時に比べてビタミンDの合成できる能力が減少してしまうことが主な理由です。

IOFでは、骨の健康維持を目的として60歳以上の方は800~1000 IU/ 日のビタミンDサプリメントを摂取するように勧めています。